MSX2

今日はちょっと変わった話題。

以前にMSX2版のゾイド-中央大陸の戦い-をゲットした記事を書きましたが、このたびゲットから長らくの時間を経てようやくプレイしました。
そんなわけで色々書きます。

~MSXとは~
MSXは1983年に生まれたパソコンの規格です。

当事のパソコンは各社が独自の規格を使用しており、互換性が全く無い状態でした。
これでは周辺機や対応ソフトを探すのも大変。開発側もそれぞれのパソコン用に開発する必要があるので苦労が多い。
なのでパソコンは難しいマニアのものという認識。市場がなかなか育たない状況でした。
そこで異なる会社のパソコンでも互換性を持たせようと開発されたのがMSXです。

理解しやすいように言うと「WindowsやAndroidのような」と考えれば良いでしょう。
Windowsパソコンであれば富士通でもDELLでもASUSUでも、どのメーカーのを買っても同じ周辺機やソフトが使える。
今では当たり前なんですが、当事は各社が独自規格だったので互換性が皆無だった。

そこで共通規格MSXというわけです。


これによって異なる会社のパソコンでも互換性があるようになった。

MSXはまた8ビットパソコンです。当事は16ビットパソコンが勢いを増してきていたので、ちょっと低性能だった。
これは低性能を許容する代わりに価格を下げて、使いやすく分かりやすい入門用パソコンにしたいという意図があった為。
また低価格なので子供への訴求もしやすい。
そこで積極的にゲームのリリースを行い、ゲーム機としてのアピールも積極的に行った。

MSXは「パソコン」よりも「ホビーパソコン」と呼ばれることが多いんですが、まさにその通りでしょう。
MSXはその目論見通り広く普及し、特に互換性の重要さを市場に認識させた意義がありました。


~MSX2~
MSX2はMSXを性能強化したニューバージョンです。
MSXは1983年としては非常に優れたバランスを持っていましたが、いかんせん同時期に化け物のような高性能ゲーム機が出現してしまった。
そう、任天堂のファミコンです。
CPUの性能はMSXと似たようなもんですが、割り切った設計でゲーム機能に特化していたファミコンはゲーム機としての能力でMSXを圧倒していた……。

そこで性能を底上げしたのが1985年に登場したMSX2です。
MSXとは完全上位互換。PSとPS2を想像すれば分かりやすいでしょう。
とっても当事の技術で完全上位互換をするのは大変だったみたいで、PSとPS2ほどの能力差はありません。
CPUも8ビットのまま据え置き。
しかしそれでもバランスは更に良くなり、決定版とも言える仕様になったのであります。


うちにあるMSX2はパナソニックのFS-A1という名機。
MSXは安価なパソコンだった……とはいえ2~6万ほどの定価が多かった。
MSX2になると10万くらいが標準。ゲーム機としてはお高い存在でした。

しかしパナソニックが設計を工夫し29800円の破格でMSX2を発売した。これがFS-A1です。
同時期にソニーも32800円でHB-F1という名機を出しています。
この低価格帯の二機種によって、MSX2は勢いよく普及していきました。

キーボードと一体化した本体デザインがユニークですね。
ノートパソコンからモニター部分を撤去したような姿です。
これは当事のホビーパソコンとしては標準的な構成です。

実はホビーパソコンの分野にはトミーも参入しています。
「ぴゅう太」という珍マシンが…。


画像はwikipediaより

16ビットCPUを搭載しており秘めた実力はMSX2よりも上だったりもする。
でもあんまり売れなかった……。
理由は諸説ありますが、その中でもネーミングと広告展開はよく指摘されています。
ぴゅう太というキッズに親しみやすそうな名前。そしてキャッチコピーは「カゲキなオモチャ」でした。

子供って子ども扱いされるのを嫌うし、更にパソコンを欲しがるような子供って「遊ぶだけじゃ物足りない。自分でも作りたい」っていう背伸びしたい気持ちなんですよね。
そこへきて「ぴゅう太」「カゲキなオモチャ」はちょっとなぁ……。小学2,3年生くらいになるとレストランでお子さまランチを嫌がり大人と同じメニューを食べたくなるような感じですね。

MSXっていうのは実にカッコいい響きで、それが普及を後押しする大きな原動力になったと思います。
MSX2の広告は学年誌にも毎号のように載っていました。




MSXってのは、なんだか必要以上に壮大な…、これを買ったら何でも出来そうだって感じさせるような広告が多い。
これでもって当事の小中学生に(ファミコンには遠く及ばないものの)かなりの普及率を誇っていました。
この広告もやたらめったら壮大です。


~FS-A1~


低価格のMSX2としてMSX普及を一気に推し進めた名機。
ですが低価格なりにデザインは頑張ってる感じがして好きです。


フォントデザインがカッコいいんですよねー。
黒にオレンジという配色もなかなかイカしてる。

余談ですが、上で言及した同じく低価格MSX2であるところのソニーHB-F1……のバージョンアップ型の「HB-F1XD」もカッコよくて好きですねぇ。


画像はMSX wikiより

今の目で見てもけっこうスタイリッシュでカッコいいんじゃないかな。
こういう所はさすがソニーだなぁと思います。


FS-A1もHB-F1も、カセットを挿すスロットが2つあります。


こんな風に二本挿しが可能。
これは何ぞやというと、二本挿しするとゲーム内容に変化が起きるゲームがあるのです。
例としてコナミの「沙羅曼蛇」は「グラディウス2」を挿した状態でプレイすると面が追加されたりエンディングが変化したりする。

今で言うとスロット1に「初期状態の製品」を入れる。スロット2に「アップデートのデータ」を入れるようなものですね。
当事はそんな使い方をするソフトは少なかったんですが(ユーザーにとっても二本買わなきゃならないので負担が増す感覚が強かった)、MSXが構想した可能性の一つですね。

そうそうこれはFS-A1ではなくてMSX全体のことなんですが、対応するゲームパッドも多数発売されていました。
ゲームプレイ時は基本的にこれを使いますが、なければキーボードでも操作可能です。
私はパッドは持っていない……のでキーボードでプレイするしかない。
でもゾイド-中央大陸の戦い-ならこれで十分にプレイできます。うれしみ。



・・・ということでちょっとMSX語りが長くなりすぎたので一旦休憩。
プレイしたレポートは近日中にで!
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