タケル仕様1

今日は今回はひさびさに線画です。

そうそう、先日東京に出張していたじゃないですか。そんでもって国会図書館に行っていたじゃないですか。
そんでもって更に、去年の年末だったかな・・・・・「シールドライガーの改造機の再現で困っているのが、特攻ゾイド少年隊の読みきり版(単行本未収録)に登場する仕様です。なにしろ資料がねえ!」みたいに書いていたじゃないですか。

国会図書館で、読みきり版の特攻ゾイド少年隊の資料を観覧してきました。複写サービスも申し込んできました。
これにて再現できるようになりました。やったあ。
資料集めの難関をようやくクリアできたぜ。

…特攻ゾイド少年隊についてはようやく完全な把握ができました。
本作は「別冊コロコロコミック・コロコロコミック増刊号・コロコロコミック本誌」の三種類の雑誌に掲載されていたようだ。
そのうち、読みきり版は別冊コロコロコミックに二話、コロコロコミック増刊号に一話の計三話が載った。
これが好評だったので、改めて本格的に連載する事が決定してコロコロコミック本誌に掲載されるようになった。
という流れのようだ。

単行本になった際は、別冊と増刊号に掲載された読みきり版三話は未収録になってしまった…。
現在ではこれらは現物の別冊ないし増刊号を買うしか読む術がない模様。
デジタル化もされていないので国会図書館東京本館へ行く必要が。
んー、かなり読む難度の高い状態にあります。

あと、本誌に掲載された本編も削除されたエピソードがある(多分単行本のページ数の都合で省かれたんじゃないかな・・・・)。
こう考えると、完全版を復刻してくれないものかあと思えてくるなー。
ま、今のタイミングで復刻するとゾイドワイルドの展開を楽しむ新規ユーザーが「???」になると思う。
なのでゾイドワイルドが大ヒットしてある程度の余裕が出てきたくらいのタイミングで・・・お願いできないかなあ。

ときに、そういえばゾイドワイルドの色んなメディアの記事を見ているとシールドライガーが「第一期ゾイドの主役」と書かれているものがある。
これは当時の展開からすれば「?」ではあるんだけど、本作の事を示しているのだろうか・・・?


さてさて、話はこれくらいにして線画。
読みきり版第一話で主人公のタケル少年が改造したシールドライガーです。



うぉー、なんともバトスト3巻に登場したMK-IIタイプに似た仕様だ。
比較しやすいように並べてみよう。

こっちがバトスト3巻のMK-IIタイプ

タケル仕様機は細部が違います。
相違点を書くと、
・背中のニ連装ビーム砲がない。
・尻尾のビーム砲がある(バトスト3巻のやつは無い)。
・わきにあるミサイルが撤去され、同位置にターボブースターがある。
・腹部の3連衝撃砲が撤去され、同位置に大型エネルギータンクが付いた。

となっています。

ターボブースターは、



こんな感じ。本来はミサイルが付いている位置にこれが付いてる。
小型だが推力はなかなかの模様。

エネルギータンクは、


こんな感じ。かなり大きい。
後年のアイフラッシャーを思わせる。

本機は夢の中でデスザウラーに破れたタケル少年が、「悔しい俺のライガーが夢の中とはいえ負けたなんて!!」と奮起してデスザウラーに勝てる仕様として改造したものでした。

劇中ではトミー社員のモリタ開発員に盗まれる(!)というビックリな展開になっていた。
モリタ開発員いわく、「こんな改造ゾイドを求めていた。凄い改造機だったので思わず失敬してしまった(要約)」とのこと。
この漫画のトミー社はキットを開発する際には「まず1/1スケールのゾイドを作って製品テストを行う」→「1/72にしてキットを作る」という謎の方針をとっているんですが、社員も社員で凄まじいなあ。
少年のゾイドを捕っちゃいかんよ。



タケル仕様のシールドライガーは後に金色になりますが(ゴールドライガー)、この時点ではまだ基本カラーであった。

さて翌日タケル少年はトミー本社に行って俺のゾイドを返せと抗議したり(当たり前やね…)、色んな押し問答を繰り広げる。
その末にゾイドをスキャンしたバーチャルバトルがある事を知るのであった……。

バーチャルバトルでは帝国派の大門少年の乗るデスザウラー(ノーマル)と交戦。ちなみに大門はデーモンと読む。
さてバトル内容だが重すぎる装備からデスザウラーに追いつかれるほど機動力が低下していた。
そこでタケル少年はデッカイ装備を付けるだけじゃダメなんだ…と知るのであった。

更に、どうにかキャノン砲を直撃させたもののゴジュラスキャノン砲程度ではデスザウラーの装甲はビクともしなかった。
結局、この改造は対デスザウラー戦では何ら役に立たなかった…。

だが何とか粘って、両脇のターボブースターで予測不能な動きをしたり、腹のエネルギータンクをデスザウラーに噛ませて撃って爆発させる(ジョーズみたいな)とかの奇策で戦い続ける。
しかしながら勝利する事はかなわず、予想以上に善戦したものの初陣は敗北となりタケル少年は戦いの厳しさを知ることになったのであった…。

という感じでした。


バトスト的には「MK-IIタイプ開発時の案の一つ」と解釈すれば良いかなあ。

重い装備を付けたのでターボブースターで補った。しかしターボブースターのエネルギー消費が激しいので腹部にエネルギータンクを付けた。
いやしかし、エネルギータンクもかなりの重量でしかも空気抵抗的に大問題であった。それはターボブースターの恩恵を打ち消すほどであり、本仕様は完全な失敗となった……。
という感じかな?

特攻ゾイド少年隊の仕様はまだあるので、次はそれを再現予定です。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

No title

あらためてデスザウラーの強大さがうかがえる話ですね・・・
しかし冷静に考えるとライガーがバスターキャノン積んだくらいで勝てるようならゴジュラス、ウルトラでもなんとかなるわなって話になりますけどねw

頭にキャノン砲が直撃すればあるいは・・・
まぁデスザウラーの頭のビームガンがその精密射撃を阻止するでしょうけど

No title

もっとあとの、新世紀の時代なら大型外付け荷電粒子砲を背負うなんてことも
出来たんでしょうけど、ゴジュラスキャノンでは勝てませんわな・・・。
しかしお尻の上というこの取り付け位置、しかも長いキャノン砲を支えるのに
一箇所だけで固定する方式はあまりに不安定で頼りない(^^;)
これで高速戦闘をおこなえばキャノン砲のせいでフラフラして戦いにならないと思いますw

漫画の内容としてはタケルくんの敗北からゾイド少年たちへ正しい強化方法の啓蒙を
導く素晴らしい内容だと思います。
ただ、のちのゴールドライガーがトンデモな機体なのが惜しい(苦笑)。

No title

バスターキャノンで落ちた機動力をブースターで補い、エネルギータンクで稼働時間を確保する、
火力と機動力の両立としては悪くないかもですが、
機体のバランスや実際に動かした際の問題など、
パワータイプのゴジュラスなどとは違う機動力を重視した高速ゾイドのシールドライガーならではの問題も出てしまった改造機なのかもしれませんねぇ・・・。

後年の機獣新世紀の時代だと、
ブレードライガーなんかは結構重武装系カスタムもあり、
特にファンブック4巻にはバスターキャノン2つとビームキャノン2つを積んだ機体(確かゾイドバトルカードゲームに出てたバリエ)がいたので、
技術革新やブレードライガーのパワーがそれだけの装備を可能にしたと思う一方で、
シールドライガーはDCS-Jやコマンダー仕様以上の重武装型を個人的には目にしなかったので、
総合的なスペックの面で、シールドライガー自体がそこまで重武装に向いた機体ではないのかもしれませんね。
(出力アップや内部的な更新を踏まえた上で、足回りや胴体のフレームを流用しているブレードライガーがあれだけの重武装カスタムに対応しているあたり、出力を度外視すれば不可能ではないかもしれないですが・・・。)

ただ、そのブレードライガーも(少なくともアーサー機に関しては)機動力と火力をコンパクトに纏めたアタックブースターを気に入ったあたり、
やはりライガータイプにとっては軽量コンパクトな装備が一番相性がいいのかもしれないと思います。

また、アタックブースターは高機動ブースターと高出力ビームキャノンを組み合わせた装備なので、
もしかしたらこのブースターとバスターキャノンを組み合わせた改造シールドライガーのコンセプトが時を超えて結実したと思うと、
何ともロマンがあります。

火力と機動力の同時強化はロマンであり理想であり、
この改造シールドライガーはそこに色々な研鑽があったことを感じさせる機体です。

No title

攻撃力に全振りして機体本来の持ち味を消してしまうのは子供らしい改造ですね。
エネルギータンクをデスの口に押し込んで爆発させるのは後の荷電粒子探知ミサイルのシーンを考えると、もう少し威力がある爆弾的なものなら悪くない作戦だったのかも?
…まあデスの口に突っ込むこと自体が本来は難しそうですが。
 
本体に不釣り合いな長い砲身をお尻につけてバランスとるさまは戦車のエレファントみたいです。

No title

>w15さん
デスザウラーの強さ、その攻略の容易でない部分が良く描かれていました。
安易にキャノン砲で倒せたぜシールドライガー最強! になっていない所は良いと思います。

主人公機をあげすぎると「これでいけるならアレでもいけるやん」「デスザウラー実はたいしたことないやん」となってしまいます。
それを防いでいるのはさすがですね。

>Jスターさん
新世紀の時代だとどう攻略すれば良いですかねえ。
カノントータス級の大口径荷電粒子砲を背負えば良いかなあ。

内容は第一話として華々しいデビュー・・・・ではなく苦い敗北・されど意地は見せる感じで良いですね。
二話以降も奮闘してくれます。
「ゴールド」になった後はたしかに無茶な装備も増えましたが、、、。

>ラウルさん
キャノン砲で火力を向上させ、ブースターで機動力を補い、エネルギータンクで稼働時間を維持。
これだけ見ると完璧なんですが、実際はそう上手く行くわけはない…。
だからこそゾイドの改造は難しく奥深い。そして魅力的!
それを良く示していると思います。

シールドライガーは重武装を極めた仕様は、多分小学四年生に登場したやつですね。
http://zignition.blog3.fc2.com/blog-entry-3591.html
キャノン砲、装甲、ジャイロクラフターと随分な過積載です。
でも正式採用されていないのでお察しでもあります。

サーベルタイガーに比べて重量面でかなり重いので、ノーマルの段階でけっこうギリギリ。
限界がMK-IIないしコマンダー仕様くらいなのかもしれませんねー。
ブレードはOSで強化されていることと、フレームの強度なんかもかなり向上していそうな気がします。

アタックユニットは言ってみればこの改造シールドと同じ方向性です。
ですが見事に理想的な強化を実現している。しかもそこに無理やり感が無いのがステキですね。
基本的に高速機には重装備は相性が悪い・だが決して不可能ではないと思わせてくれるところも深いです。

>しめじさん
子供目線で見ると、いちばんに思いつくのが超絶火力UP仕様ですよね。
いかにもそれらしい改造で良いですよね。

荷電粒子探知ミサイルとはからめて考えると面白そうでもありますね。
バトストと連動して考えるの大好きです。
この次に出た仕様がちょうどそんな感じでした。
それについてはまた次の仕様を再現したときに。
プロフィール

三式

Author:三式
>HP(本家)はこちら
>掲示板

コメントはお気軽に!
コメントは
 @初めましての方も大歓迎
 @関係ない話題でもOK
 @但し宣伝のみ等はNG
 @名乗って頂けると嬉しい
という感じでお願いします。

リンク
カレンダー
08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
新着記事
最新コメント