ペンシル爆弾と名付けよう

さて先日に二度にわたって書いたフランツのミサイルについての記事ですが、今回はかなりゆるーく半ばネタ的に別の資料も出してみましょう。

さてゾイドバトルコミックと言えばバトスト2巻を漫画化したものとして有名ですが、あまり知られていない第二部もあります。
単行本になっていないのでマイナーである…。


これはフランツを主役にしたバトスト3巻時期にあたるエピソードが漫画になっています。
ただし冒頭(クック基地を共和国軍が奇襲する)は同じであるものの、その後から少しずつ分岐し後半は独自のストーリーになります。
ローザも出てこない。
ifというか、もう一つのフランツの物語という感じになっています。


さて、彼がフランツです。みなぎってるなぁ。
持っているのは手持ちミサイルですが、ミサイルというかビーム砲に見えるな。
でもコングMK-IIの大型ビームランチャーにちょっと居ていてカッコいい装備だと思います。

内容はバトスト3巻とは途中から分岐するのですが、こちらもとても良い出来になっています。
さすがはゾイドバトルコミックというところ。
しかし稀に暴走した「???」な所もあり、それらは全てにおいてフランツの描写です。
今回はそれを紹介しましょう。

冒頭
クック基地にゴルヘックスを中心とする共和国部隊が攻めてきた。
奇襲は完全に成功しウオディックやシーパンツァー艦隊は壊滅する。また陸上にも大きな被害がではじめた。
バトストだと共和国部隊は攻撃終了後すみやかに撤退しますが、バトルコミック版だとフランツが生身で反撃を始めます。
敵旗艦のゴルヘックス重砲タイプを破壊する。


少し分かりにくいかもしれませんが足元のコマでゴルヘックスがやられています。
ゴルヘックスの形状がやや製品と異なりますが、本話が作画された時点でまだ同機のデザイン画が未完成だったからと思われます。

ゴルヘックスは前面が大きなキャノピーなので小型ミサイルでも撃破できるんのかなあ・・・?

さてその後、フランツの反撃も虚しく大部分の共和国軍は離脱した。
追撃部隊を編成した帝国軍は共和国部隊を追って氷山に上陸した。
しかしそこには、共和国軍大部隊が待ち構えていたのであった。
罠だ。
帝国軍は大打撃を被る。


フランツの部下、ルドルフとシュミットもプテラスの機銃掃射を受けて倒れた。


旋回しなおも攻撃を続けるプテラス。
怒りに燃えるフランツは手持ちのハンドガンで応戦。
そして見事にプテラスを撃墜。


ええええええええ
ハンドガンでこの威力ならもはや手持ちミサイルの意味とは。

この一件でフランツは共和国の指導者・ヘリックを捕らえるあるいは殺害するしか戦争を早期に終える道はないと思うようになる。

この後、なんだかんだあってフランツはようやくヘリックの乗るウルトラザウルスを見つける。
(後で判明するがこれは偽専用機であった)

「ヘリック専用機のウルトラザウルスが共和国部隊を率いて戦っている」
この情報を聞きつけたフランツはレドラーで現場に急行する。
そして現場に到着するやレドラーを乗り捨て生身でウルトラに突っ込む


ここでミサイルの形状がバトストと同じになっていますね。
そしてウルトラザウルスに撃ち込み頭部一帯を破壊。


キャノピーをぶち破ったのではなく頭部一帯を破壊。


という事でまあやりたい放題な漫画版フランツのミサイル(とハンドガン)でした。
最初のゴルヘックスはまぁ…という感じだしウルトラザウルスもキャノピーが弱いゾイドだから「パイロットのみを倒す」のだったら可能だと思いますが、ハンドガンはなあ。

そうそう、バトストにあったデスザウラーをエサに大統領を捕らえに行くエピソードは削られています。
なのでレッドホーンを倒すシーンはありません。
バトルコミックのミサイルやハンドガンの凄いのは、完全に敵側の・言い換えればこちらにとって有利な細工などがされているはずのないゾイドを破壊している事だなあ。

と、ややネタ的な部分を紹介してしまいましたがゾイドバトルコミックは本当に素晴らしい作品です。


この作画を手描きで毎号実現していたのも凄い。
幾つか???な描写がありつつも、全体としては凄く良い作品なのでいつか単行本化して欲しいものです。
そんなわけでみなぎってる漢、フランツでした。
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コメント

非公開コメント

No title

ちょ・・・・ゾイド要らんじゃないですか、手持ち武器で簡単にゾイド倒せるんなら・・・・。
あのプテラスは段ボールか何かで出来てたのかな・・・・

No title

すごい漫画ですね。
拳銃で撃墜もアレですけどすぐに仇とれちゃうんですね。
じゃあもういいじゃん(笑)。

バトストを渡されて、これを子供向けの漫画にしろ!
と言われた作者の苦悩が見てとれるようですね。

No title

いやー、凄まじい戦いぶりですねー・・・。
ハンドガンでプテラスを落とす所なんか個人的にはボトムズのキリコを連想しました。
(スパロボの話ですが兵員輸送機を手持ちのアーマーマグナムで撃墜したりしましたし。)

フランツのハンドガンですが、個人的には今話題に出したボトムズに出てきたアーマーマグナムみたいなものかなと思いました。
うろ覚えですが、アーマーマグナムってかなり破壊力のある銃だった筈ですし。

あと、ウルトラは頭部に結構パイプが密集しているし、口腔内も比較的装甲が薄いだろうから、当たり所が悪ければ誘爆で頭が吹っ飛ぶ可能性もあるかも。
(ガンダムでも逆襲のシャアに出てきたα・アジールが首の損傷部にグレネードが一発当たっただけで全身が誘爆して撃墜されましたし。)

ただ、どちらにせよこの漫画のフランツにはどこか異能生存体めいた神がかり的な何かが宿っていた様にも思います。

No title

いいですねえフランツ。
80年代後期までの、無茶な描写も身にまとった筋肉で納得させてしまう
バトルヒーロー漫画の王道を突っ走ってるキャラですな。
今現在のラノベファンタジー作品等で、ほっそい体格のイケメンが3~4メートルはあろう
ミノタウルスっぽいモンスターをあっさり倒してる場面は、「なんで勝てるんや!?」と
疑問符しか頭に浮かばないんですが、このマッシブなスタイルならスルッと受け入れてしまいますw

頭をうんうんとひねってゾイドを倒せる考証をいくら考えても、さすがにハンドガンで
破壊するのは無理でしょうから・・・当時のドラゴンボールを頂点とする
『筋肉幻想物語』のひとつとして、ここだけGガンダムみたいな異世界の話だと
割り切ってはいかがでしょう?(^^;)

No title

絵が星矢みたいですなあ
銃はアーマーマグナムかジリオンか…

No title

これを見た第1印象は「これ、ゼネバス帝国の戦意高揚のためのプロガパンダ漫画じゃね?」でした
某リリカルな魔砲少女の劇場版や正義の味方の中小企業のゲームのアニメ版みたく、作中作品的なものとして<作品内の主人公達の組織に不都合な内容だけ削除されたリメイクなどの作品に対し公式ではないですが、ときどき見かけるネタとして言われてる時があったので
いえ、これを肯定したら兵器としてのゾイドが必要なくなると言いますか…ハンドガン一つでプテラス落とせたらマルダ―の存在意義や、ウルトラ轟沈時にはゴーレムに謝れと言いますか…
あと、へリックはパイロットと言うより指揮ですから中の司令室にいるのでは?とおもえました

No title

フランツ(ゼネバス帝国)側の視点による影響なのか、ウルトラザウルスが黒くてなかなか悪役っぽい描かれ方をしていますね。
よくよく考えるともともとウルトラは黒っぽいグレーだからそんなにかけ離れたカラーでもないのですが(ヘリックは全然悪役ぽくないけど)。
反対にデスザウラーはヒーロー側だからか黒(ベタ塗り)の面積が少ない。立場が違うと全く描かれ方が違うのはこのコミックが「プロパガンダ」というポジションだとしたら納得できるものがあります。

「ガンダム」におけるジオン公国の徴兵プロパガンダとして作られた設定のコミック「キャプテンジオン」の敵「地球連邦」の首領はもちろんガンダムなわけですが、デザインが完全に「悪魔」にデフォルメされていました。

それにしてもゾイドの描きこみがスゴイ。手元に実物がないとここまで描くのは難しいですね。シールドライガーは斜め後ろのアングルで正確に形を描くのがとても難しそうです。

若すぎでは?

手持ちミサイルがペンシル爆弾ならハンドガンはさしづめスーパーガンでしょうか。3つ合わせて撃てば大型ゾイドも倒せるかもしれませんね(笑)。
冗談はさておき、色々あれな場面がありますが、個人的にはフランツが妙に若いのが気になります。以前ゾイド星の名パイロットのイラストと紹介文を見ましたが、全員そこそこ歳をとっていましたからねぇ。
勿論、若いほうが肉弾戦には強いでしょうけど教え子がいてあの若さは少し違和感がありました。

No title

ハンドガンやペンシルランチャーでゾイドが倒せることが判明したのであったwww
コア爆弾とはなんだったのか(´・ω・`)

まぁ真面目な話機械の化け物に生身で立ち向かうのは無謀ゆえゾイドに乗るのでしょう…
にしてもピンポイントでキャノピーを撃ち抜きパイロットを殺害…とかならまだしもゴルヘックスもプテラスも胴体がだいばくはつしてますねぇ…
核ミサイルかコア爆弾でもつかってるんでしょうかねw

No title

いつも楽しく拝見しております。

こうした昔のコミックは知識として全くノーマークだったので全てが新鮮です。

コミックといえば、本日発売の週刊漫画誌「モーニング」中の「まんなかのりっくん」という漫画内にサーベルタイガーが出ておりました。

1話完結のようですが、割とメインの扱いのような扱いでしたのでこちらでお伝えさせていただきます。(確認済みでしたら申し訳ございません)

No title

スケルトン部隊の例もあるので、意外と歩兵でもZOIDSと渡り合えるのかな?

スケルトン部隊はロードスキッパーに跨った状態で振るった剣でプテラスの翼や首を切り落としていたので刃の材質と速度でたたっ斬れたんだと思いますが。
 
 フランツは本能的にゾイドの急所を嗅ぎ分けて攻撃できるのかもしれませんね。某世紀末救世主の一撃のように

No title

懐かしい、懐かしいよう
この漫画
当時、「フランツ強えぇー!」
って読んでました

No title

まあこの手の者は深く考えて書いてないでしょうから描写もリアル路線とは言い難くなってもしょうがないでしょうね。

もうコイツならキングゴジュラスだってぶっ倒せても違和感ないくらいの強さだから考えるだけ無駄でしょう。

「こういうのあったよー」
「ブフォウwマジかよwww」

って感じに楽しむべきなのかな?

No title

プテラスは背中のミサイルに当てて誘爆させたのかもですね。
まあそれでもハンドガンでどうにかできるとは思えないし、音速で飛ぶプテラスに命中させるのは(自分に向かってきている角度とは言え)難易度高いですが。

漫画の描写は行き過ぎたものを感じはしますが、ジオラマを見るにゾイド戦で周囲に沢山歩兵がいるのも事実。
撃破はできなくともパイプや装甲の隙間を狙い撃って、10の状態の敵側ゾイドを状態9にまで下げて、状態10の味方ゾイドと戦わせる。くらいの役割はあったのかもしれませんね。

No title

>NoNameさん
このハンドガンを装備して全兵士に配備すれば共和国空軍もおそるるに足らずですな。

>サンボルさん
そうなんです、やられた次の瞬間に復讐完了しちゃってるんですw
まあフランツはパイロットを恨むというより指導者として作戦を命じたヘリックを恨んだのですが。

本作はバトスト3巻がまだ出来上がっていない段階で執筆されています。
バトストの展開と「並行して」創作されたので差が出たのは仕方がないですね。
といってもハンドガンはやりすぎな気がしますが…。

>ラウルさん
ハンドガンで吹き飛ぶ可能性があれば、それこそゾイドにハリネズミ的に搭載して撃ちまくれば「どれかが当たる」ような気もしますね。
本作のフランツはしかし全てのシーンにおいて完璧なる主人公補正を受けている…。
一度なら偶然で説明できるかもしれないのですが3度も破壊していますからねー。凄いです。

>Jスターさん
筋骨粒々ですねー。しかも画力が高いもんだから全てのコマにおいてフランツの力強さがみなぎって伝わってきます。
なので読んでる最中はあんがいすんなり破壊された描写も受け入れられたりします。
後になって読み返すと「・・・なんでや?」ってなるんですが。

Gガンダムを例に撮られると何も言えねえですww

>NoNameさん
ハンドガンはニ連装になっている独特の形状をしていますね。
どういう機構なのかが謎ですねぇ。

>神楽歌さん
プロパガンダの為の漫画だったというのは面白い説ですね。
しかしそれにしてもハンドガンはやりすぎな気もします。プロパガンダはリアリティを持たせて国民を扇動する必要があるので…。
でも少年に「現在ゼネバス帝国が行っている聖戦」を紹介するような目的で書かれている可能性もあるなあと思いました。

>A-10さん
バトルコミックは第一部も第二部も帝国側からの視点が多いのが異色ですね。
当時は共和国が主役というイメージが強かったので。

デスザウラーはツヤが多くシャープな印象で書かれているコマが多いですね。
対して共和国側のは汚しが細かく入っている使い込まれた兵器感を出したコマも多いです。
意図的に使い分けられているのかは分かりませんが、面白い差です。

>YHさん
まあバトスト3巻でも肖像画と劇中のフィギュアの顔で相当の差があるので作画に関してはこんなもんでいいんじゃないかなと思います。

>w15さん
威力はまさに小型核みたいな強さがありますね。
ゴルヘックスもコックピットじゃなくて全体が大爆発しているんですよねぇ。
まあ裏面は防御力が低いという事情もあるとは思いますが、それにしてもここまで完全破壊できてしまうとは凄い。

>ごんべぇさん
情報ありがとうございます! 早速読んでみましたがキーアイテムとして使われていましたね。
ゾイド世代の方が「あの頃」な漫画をどんどん描いてくれる事に期待…!

>NoNameさん
フランツも確かスケルトン部隊所属だったと思います。
そういえば剣や鎌で小型ゾイドを倒した券も考えなければいけないですね。

弱点を攻めているとすれば少なくとも数百キロは出ているであろうプテラスの弱点を正確に撃てる事も凄いですよねぇ。
どんな動体視力をしているのだろう…。

>ぬりさん
リアルタイム時だと子供だから深く考えずにフランツつえー!!でテンションだだ上がっていたでしょうね。
ゾイドは大迫力だしフランツは強いし、小三に掲載するゾイド漫画としては最高でしたね。

>のんきゃさん
まぁ、あまり真面目になりすぎると沼になってしまうので、ある程度考えつつも基本的には「ぬるめの考察」でいいんじゃないかなと思います。
理屈じゃなくてイメージ的な部分をくみとってバトストの考察につなげていければ理想かなと思います。

>しめじさん
対地攻撃時だとプテラスの速度は数百キロくらいかな?
音速は出ていないと思いますが(音速だと銃撃できない)、それでもかなりの速度が出ていると思います。

と、ここまで書いて「音速で飛びぬければ衝撃波で地上の敵(歩兵)を吹き飛ばせるのでは? と思ったりもしました。
なんでプテラスはわざわざ速度を落として銃撃したのだろう・・・。

歩兵の役割は仰られる通りでしょうね。
勇ましく銃を撃つ姿はあくまで味方の戦闘を有利にする為。自身で撃破するためではない…。
その任務を果たした兵士には敬意を持たざるを得ませんね。
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