中央大陸戦争以前の「前史」を解説&妄想する①

さて先日更新したコラム(こちら)で少し「暗黒軍はいかにして中央大陸を攻略するつもりだったか」について触れました。
なかなか面白いものになったとは思います・・・が、しかしまだ語りつくしたものではない。
また、コラム中のものはあくまで「仮説」であり、ここからこの説を深く検証し肉付けしていく必要があると考えています。

さて、そんなわけで。
今回から何度かに分けて暗黒軍について考えたいと思います。



正直、コラム中ではHistory of Zoids~新ゾイドバトルストーリーまで熟知しているユーザー以外はかなり置いてきぼりになっていたと思います。
今回、以下に書く内容でそれも分かりやすいように噛み砕いていければと思います。

色々考えたんですが、暗黒軍の中央大陸攻略のシナリオを深く考えるには、中央大陸戦争以前の「前史」から触れる必要があると思いました。
なので、少し回りくどいですがその辺から書きたいと思います。

「前史」に関してはHistory of ZOIDSが最も詳しい資料です。
というか、それしか無い・・・。なので、それを参考にまとめてみます。
(ゾイドバイブルは考慮しない。あくまで当時資料を元に検証する。ただついでに言うと当時資料から考察した結果によりゾイドバイブルが信頼するに値する書籍かどうかを判断したいと思う)


ではHistory of ZOIDSを元に前史をまとめる。
と、その前に。

中央大陸戦争が開戦した頃の中央大陸図。
主要都市名と海の名前を記載した。
図中のオレンジ色部分は山岳地帯である。
中でも、中央山脈は2000mを超える険しい山が連なる山脈となっている。
途切れている場所はほとんど無く、大陸を東西に二分している。
中央山脈以外の山岳地帯は、山岳とはいえ中央山脈に比べれば幾らか緩やかである。

大陸の西側(ゼネバス帝国側)は、気候が厳しく資源にも乏しい。
逆に、東側(ヘリック共和国側)は、温暖な気恋と豊富な資源に恵まれている。
これは山脈が雲を遮り、東西で気候の差を大きく与えたからである。

前史まとめに際し、「山脈により東西で二分されている事」「西側は厳しく東側は豊か」な事は覚えられたし。

ZOIDS前史

~ZAC1700年頃
中央大陸は大きな大陸だ。そこはもともとから統一された国だったわけではなく、各地に色々な部族が住んでいた。
部族の数はざっと50ほど。人々はゾイドを友とし平和に暮らしていた。


丸が部族を表す。おそらくこういう状態だと思われる。
なお部族の位置や規模は適当に置いただけなので注意。

ZAC1850年頃
時代は流れ、やがて各部族は少しずつ人口増加し規模を増していく。
そうなると、他の部族に出会うような場面も増えてくる。
この事態に、各部族は族長を中心に平和的な交流を始めるようになる。
交流が盛んになると、部族同士が統合・合併するような事例も増えていった。
その規模はもはや部族というより国と呼べるものであった。中央大陸は、部族の時代から国家の時代へ突入したのである。


おそらくこういう状態だと思われる。黒線は国境を表す。
残念ながら、50あった部族のどれが合併したのか。出来た国は幾つなのか。そういった資料は無い。
その為、図中の国境位置や各国の規模に関しては正確でないと思われる事に留意されたい。
(ただし、後に市になる部分(バレシアとかクーパーとか)を中央に据えて国境を引いている)

ZAC1900年頃
部族の時代や部族が合併し国になった初期の頃は平和だった。
しかし、国家成立からしばらくすると、様々な問題が起こってくる。
なにしろ「国家」だ。
国家間での対立が起こり、ついに戦争が起こった。
いつしか中央大陸は各地で激しい戦闘が起こる戦国時代へ突入したのである。
それに伴い、ゾイドは戦闘用に改造されていった。

年代不明
戦国時代が続く中、やがて、大陸は二つの勢力に色分けされた。
ひとつはヘリックをリーダーとする連合軍であり、もう一つはガイロスをリーダーとする同盟軍であった。
ヘリック連合軍は、民主主義により平和平等に大陸を統一しようと主張した。
ガイロス同盟軍は、軍国主義を主張した。先軍政治と身分階級社会である。


おそらくこういう状態だと思われる。
残念ながら、「二つの勢力に色分けされた」というだけで、特に「どの位置の国がどちらに属した」という資料は無い。
なので、こんな風に東西に綺麗に(あたかも後の帝国共和国のように)分かれたのではなく、入り乱れる形で陣営があったのかもしれない。

こんな風に…。

ただ、東西で綺麗に分けたのは一応理由がある。
ヘリック連合軍は東側(後のヘリック共和国の位置)であると思う。
彼らは民主主義により平和平等に大陸を統一しようと主張している。
これは「国土が豊かで気候も穏やかな中央大陸の東側」だからこそ出た思想だと思う。

ガイロス同盟軍側の軍国主義、先軍政治というのは我々の感覚からすると野蛮に映るものかもしれない。
ただ中央大陸の西側は東側に比べて気候も資源も厳しい不毛の地だ。
なので、力で支配する弱肉強食的な思想が誕生したのは自然なことだと思う。

東側の国は豊かな大地ゆえ平和主義を唱える国が増え、それらが協力体制を組みヘリック連合軍を結成した。
西側の野蛮な軍国主義を唱える国々を排除する必要があると考え、戦いを挑んだ。

西側の国は不毛の地ゆえ軍国主義を唱える国が増え、それらが協力体制を組みガイロス同盟軍を結成した。
綺麗事だけで現実を知らない東側の国を征服する必要があると考え、戦いを挑んだ。

ヘリック連合軍とガイロス同盟軍はいよいよ激突し、中央大陸は全面戦争となった。

ZAC1955年
ヘリック連合軍とガイロス同盟軍の戦いは、年々激しさを増していった。戦いは長期化し、終わる気配すらなかった。
犠牲者は増える一方である。
この状況をヘリックは大いに憂いた。
彼は戦いを終わらせ中央大陸を一つにするために大きな賭けに出た。
密かに中央大陸を脱出し、遠く北西にある暗黒大陸へと渡航したのである。



暗黒大陸は高緯度にある、非常に寒い大陸である。
この暗黒大陸も、中央大陸と同じように戦乱が長く続く地であった。
ヘリックは暗黒大陸の民にこう告げた。
「ここから南東へ行けば中央大陸がある。そこはここよりもずっと環境の良い豊かな大地だ」
「今、中央大陸では大きな戦いが起こっている。今奇襲をしかければ容易く攻略できるだろう」
中央大陸への侵攻をそそのかしたのである。
この言葉に暗黒大陸は動いた。大部隊を結成し、海を越え中央大陸へ渡航する事を計画した。

ZAC1956年6年
ヘリック不在のヘリック連合軍は、苦戦しつつもガイロス同盟軍によく抗していた。
戦乱はやはり終わる気配も無い。
だが戦いが続く中、突如として暗黒軍が上陸してきた。
上陸後すぐにさま中央大陸で戦闘を展開し、ヘリック連合軍・ガイロス同盟軍双方を蹴散らした。
予想外の事態に、中央大陸は大混乱に陥った。
圧倒する暗黒軍。中央大陸は、たちまち征服されるかにみえた。

ZAC1956年7年
上陸から一月、依然として暗黒軍の猛攻は続いていた。
そうした中、ヘリックが中央大陸に帰還し告げた。
「中央大陸の民よ、我々の戦うべき相手は中央大陸を狙う外敵だ」
「この大陸、この星は小さい。外敵は常に周囲で我々を監視し、そして侵略を企てているのだ」
「我々は中央大陸の恩恵にあづかる同胞だ。醜く内側で争うのではなく、互いに協力するべきだ」

この言葉で中央大陸は一つになった。
ヘリック連合軍とガイロス同盟軍は直ちに協力して暗黒軍に抵抗した。
組織だった抵抗を前に、暗黒軍の勢いは幾らか衰えた。

一連のヘリックの行動は、彼なりの考えがあってのものである。
いつ終わるとも知れぬヘリック連合軍とガイロス同盟軍の戦い。その中で彼は大陸を統一する必要性をより強く感じた。
とんでもない荒療治であるが、外敵すなわち暗黒大陸に中央大陸を襲わせたのである。
共通の目的を持つことで、中央大陸は一つになるだろう。

そして、勝利への秘策もあった。
それは気温である。
中央大陸の気候は特殊な所があり、その一つは「夏至」である。
夏至とは毎年7/25日に起こる現象であり、この日を堺に気温は一気に10度も上昇し、中央大陸は本格的な夏を迎える。
寒い暗黒大陸に住むゾイドは、中央大陸の暑さに耐えられない。
夏至の日はもう間近であった。

夏至を過ぎ気温が一気に上がった時、暗黒大陸部隊は一気に劣勢に陥った。
ヘリックの目論見通り、暗黒大陸のゾイドは暑さにやられ、一様に性能を落としたのだ。
ここへきて形勢は逆転した。暗黒軍は這う這うの体で中央大陸から敗走した。

暗黒軍撤退後、民はヘリックを英雄として称えた。彼の言葉で中央大陸は一つになったからである。
(民はヘリックが暗黒大陸へ渡航し侵攻をそそのかした事実は知らない)
中央大陸は一つの国となった。
民はヘリックに王となる事を望んだ。ヘリック王国の誕生である。

ガイロスはヘリックに忠誠を誓い、自らの力を戦乱で傷ついた各地の復興に使うことを約束した。

ZAC1956~1975年
中央大陸を統一したヘリック王国が誕生した。

ヘリック王国の首都の位置などは資料が無く推測に頼る他ない…が、恐らく後のヘリック共和国の首都と同じ位置(黒部分)であると推測する。
(かなり後になるとが理由は後述する)

ヘリック王は、幾重なる戦いで傷つき、自らがもう長く無い事を悟っていた。
王国を次ぎ平和を持続させる後継者の必要を強く感じ、子を望んだ。
ヘリック王は嫁を迎え、ZAC1957年には第一子ヘリック二世(後のヘリック大統領)が誕生した。
ヘリック二世は特に政治を学び、王国を平和に保つ術が教えられた。

しかしヘリック王は、ヘリック二世だけに王国を任せようとは思わなかった。
暗黒大陸あるいはもっと他の場所から、再び中央大陸へ攻め入る侵略者が現れるかもしれない。
そういった事態に備え、争う為ではなく自らを守る為に武力は必須である。
ヘリック王はもう一人の嫁を迎え、ZAC1958年には第二子ゼネバス(後のゼネバス皇帝)が誕生した。
ゼネバスは特に武力を学び、王国を外敵から守る術が教えられた。

ちなみにヘリックII世とゼネバスは異母兄弟であるが、これは理由がある。
ヘリックII世の母は平和を愛し政治力に長ける者であり、ゼネバスの母は、勇猛さを持つ者であった。
より文武両道の国にする為、それぞれの分野に長けた子を望んだのである。

ヘリック王は、ZAC1975年にこの世を去った。78歳の若さ(ゾイド星基準)であった。
ヘリックII世は、わずか18歳の若さでヘリック王国を引き継ぐ事となった。

ZAC1975~1978年
ヘリック王の死後、ヘリックII世は二代目の王とはならなかった。
王を空位とし、大統領となる事を望んだのである。
君主から民主へ。ヘリックII世は、より民主的な国のあり方を目指した。
これにより、ヘリック王国は「ヘリック共和国」へと国名を変えた。

ゼネバスは、ヘリック共和国の軍最高司令官に着任した。
だが、ゼネバスは自身の立場に不満であった。
常に武力の必要性を学んできた身である。
平和の重要性を理解しつつも、その力を解放させたくてたまらないのである。

ゼネバスはたびたび他国への侵攻をヘリック大統領に具申した。
だがヘリック大統領は決してそれを認めなかった。
ヘリック共和国の軍は、そもそも攻めるものではなく守るものなのである。
ゼネバスは何度も具申した。それが聞き入られぬ度に、ゼネバスは大規模な演習を行い憂さを晴らした。
その必要以上の行動にヘリック大統領や民は不信の念を募らせていった。
ゼネバスもまた、ヘリック大統領への不満を募らせていったのである。

ゼネバスはついに無断で部隊を編成し、他国へ攻め入る計画を立てた。
計画は事前に漏れ未然に防がれたが、この事件によりヘリック大統領とゼネバスの対立は決定的となった。

ゼネバスは、ヘリック共和国を追放された。
ゼネバスは自身とゼネバス派を引き連れ、共和国を出た。
一向は西へ向かった。
しかし中央山脈の西側を制圧しながら、次第にその地を自らの領土としてまとめ上げていったのである。
ゼネバスは、わずかな間で大陸の西側を全て自らに従わせる恐るべき手腕を発揮した。
そして大陸の西側をゼネバス帝国と名付け、皇帝の座に就いた。


ヘリック共和国とゼネバス帝国。
ここへきて、中央大陸は再び二大勢力に分かれたのである。
第一次中央大陸戦争の開戦は、これより2年後の事である。


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

・・・さて以上が前史のうち、ゼネバス帝国の誕生までをまとめた部分であります。
一部に推測が入っていますが、恐らく外れてはいまい。
まぁ、ともかくそんな前史です。

さて、ここからちょっと深く考える。
ここから先は上記まとめを元に妄想した内容であります。


ヘリック王。
偉大とするかどうかっていうのは、評価が分かれるでしょう。
実際、暗黒大陸に渡り彼らをそそのかしたからこそ中央大陸が統一された。まぁ間違いない。
あの一件が無かったら、仮にガイロス同盟軍側が勝とうがヘリック連合軍が勝っていようが、その後また新たな内乱が起こった事は確実だろう。
とはいえ、彼が暗黒大陸に渡り中央大陸への侵攻をそそのかした事こそ、後々に更に大きな災厄を招いた気がするんだよねぇ。
それに、最終的に「中央大陸が一体化し撃退した」と言えば聞こえはいいけども、暗黒軍による犠牲はかなりのものがあったのも確かだ。
それを「必要だった」「必要悪だった」と言い切れるものかどうか…。
ヘリック王も許されない事をしたという自覚はあったようで、彼の二人の息子、ヘリック二世とゼネバスにだけは真実を遺言として残したようだ。
それを見た二人が何を感じたかは記載されたものがないので分からないのだが。
だがともかく、ヘリック王がようやく統一した中央大陸はヘリック二世とゼネバスの時代になりもろくも崩れ去ったようだ。

ヘリック王国の首都は後のヘリック共和国首都と同じ場所だと推測した。
理由は後述としたが、ここでその理由を。
ヘリック共和国はヘリック王国の後継たる国だ。君主制を廃止し民主制に変わった…とはいえ、その中身は大きくは変わっていない。
(ヘリック王国の時代においても、一応の体は「君主制・王国」であったが、実質的には絶対君主制ではなく立憲君主制であったと思われる)
首都の位置もそのまま継続したとするのが良いと思われる。
以上が理由。

首都の位置はちょっと東側に寄りすぎな気がする。
何ていうか、中央に寄せた方がいいんじゃないかなと思う。
だが、中央に険しい山脈の走るという都合上、やむなくこういう位置になったのだと思われる。
そしてこの事が、後の国家分裂時にも影響を与えた気がする。


ヘリック王は二人の子を設けた。
一人は生まれながらに政治の才能を持つヘリック二世。もう一人は生まれながらに武力の才能を持つゼネバス。

ちょっと余談。
思うのだがヘリック二世に武力を説きゼネバスに政治を説くような教育にしていれば良かったんじゃないだろうか…。
長所を更に伸ばすものは良いだろう。しかし生まれながらに強い闘争心を持つゼネバスに武力を学ばせたら、そりゃあ有り余る力をいつまでも抑えつけるなど出来ないだろう。他国を侵略したくもなるだろう…。
ところで、History of ZOIDSには単に「他国を侵略したがっている」としか書かれていないのだが、この他国とは暗黒大陸の事でいいのだろうか?
中央大陸は既に統一されていたわけだから。

本題に戻る。
さてヘリック王が死去したのはヘリック二世が18歳、ゼネバス16歳の時だ。
若い。
この年でヘリック二世は国を王国から共和国に変え、自らは大統領に就任した。ゼネバスは軍の最高司令官に就任した。
うーん、ちょっと勘ぐってしまうのだが、この時期の両名はかなり操り人形状態だった可能性なんていうのも想像してしまう。
まだまだ成熟した政治家になるには遠い年齢だ。

まぁ、ともかく形の上では両者が共和国の重要ポジションに就いた。
そして次第に対立し、分裂を迎えた。

この時の中央大陸の状況を考えたい。
暗黒軍が襲来し、それを撃退したのが1956年で、国家が分裂したのはZAC1978年。
その間、22年。
思うに、ZAC1956年において中央大陸の民は「外敵の恐怖」と「中央大陸で一つにならねば」という結束を強く感じただろう。
だからヘリック王国を歓迎したに違いない。
しかしそこから22年。
その間の西側の状況を想像しよう。

中央に険しい山脈が走るという関係で、首都は東側に置かざるを得なかった。西側からはかなり遠い。
最初の頃は戦災の復興で皆が協力する状況だった。そういった中では厳しい暮らしであても不満は出にくい。
だが復興がひと段落すると、やはり不満が出てくるものだ。
東側は気候や資源に恵まれており、しかも首都まで持っている。ヘリックの恩恵を直接受ける地だ。
西側は厳しい気候と乏しい資源に置かれている。復興時はそれ程気にならなかったとしても、生活が落ち着いてくると格差に対し不満が出てくる。
首都が遠く、「ヘリック王は我々などどうでも良いのだ」 そんな声すら挙げられてくる。
おそらく、戦争に突入してはいなかったが、西側の不満はかなり爆発寸前だったと思う。

そんな状況下で、ヘリック共和国はゼネバスを追放した。
西側はこの状況をどう見たのだろう。
恐らくゼネバスに同情したと思う。
ゼネバスの思想は西側に合致している。

追放されたゼネバスとゼネバス派は中央山脈を越え大陸の西側に赴いた。
そして瞬く間にその地をまとめ上げ「ゼネバス帝国」とした。

もちろんゼネバスが素晴らしい軍事的手腕を持っていたのは確かだ。
だが瞬く間に西側をまとめ上げゼネバス帝国としてまとめ上げる事が出来たのは、もともと西側がヘリック王国・ヘリック共和国に大いなる不満を抱いていたという土壌があったからというのも大きいだろう。
西側は追放されたゼネバスをむしろ英雄として迎え入れ、「打倒東側」で一致しゼネバス帝国の建国を了承し皇帝に忠義を誓った。

ゼネバス帝国の建国については、以上の様に想像してみる。
よく言われる事で、両国とも民がヘリック大統領あるいはゼネバス皇帝に「忠義ありすぎじゃない?」というのがある。
それも両国の事情をこのように読み解くと説得力が生まれると思う。


ところで、History of ZOIDSで、暗黒軍の襲来と撃退以降、ガイロスの名は登場しない。
「ヘリックに忠誠を誓い、自らの力を戦乱で傷ついた各地の復興に使うことを約束した」
このシーンが最後の登場だ。
この後どうなったんだろう。
彼はゼネバスの行動を止めたりしなかったのだろうか?

思うに、彼は復興がひと段落した頃に、暗黒大陸へ渡航したのだと思う。
彼は戦う事が好きな武人だ。もちろん、二度と中央大陸で内乱しようとは思わなかっただろうが。
ただそうではなく、彼の優れた手腕を暗黒大陸で発揮し、暗黒大陸を統一しようと思ったのだと思う。
目的としては二つ。
一つは中央大陸での戦乱を経験しその愚かさを悟った。だからこそ、暗黒大陸の状況を憂い大陸を統一する事を壮大な夢に掲げた。
もう一つは、一つ目の目的が達成された後の事になる。
暗黒大陸が再び中央大陸へ進行する事を未然に防ぐ(あるいは平和的な交流を始める)事だ。
ヘリック王は「中央大陸の」団結と平和を望んだ。
ガイロスはその一歩先、他の大陸との平和をも望んだのかもしれない。

そんなわけで、長くなってきたので今日はここまで。
ひとまず、
・部族の時代
・国家の時代、
・戦国時代
・暗黒大陸からの侵略者の襲来と撃退
・ヘリック王国の誕生
・ヘリック共和国の誕生
・ヘリック共和国の分裂、ゼネバス帝国の建国

この辺までを読み解いてみた。
次回はゼネバス帝国VSヘリック共和国の開戦~グローバリーIII襲来までと、ガイロスの暗黒大陸渡航後の事、暗黒大陸とゼネバス帝国はいつ盟約を結んだかなどを考えたいと思います。

マニアックな話題ですが出来るだけ分かりやすく書いたつもりです!
分かりにくい個所などあれば仰っていただければ説明加えられると思います。
また各種ツッコミなどもお待ちしております。
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コメント

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No title

ところどころ知らない部分があったのでとても面白かったです。すごくわかり易かったですし。
ヘリック2世就役後の大陸西部では不満どころか小規模ながら各地で内乱が起こってたレベルなんじゃないかなあ、と思ってます。
ヘリック2世としてはいずれ東部から西部へ支援金を送るなど計画していたかもしれませんが現時点ではまだ戦争の傷が完全には癒えておらず東部にもそこまでの余裕はない。また内乱の惨劇を見てゼネバスは武力で抑えこまないヘリックⅡへのイライラと民主制の限界を感じたのかなあ、と。
 
しかし暗黒大陸の民は散々ですねw。
煽られ、実は勝ち目の薄かった戦いに参加しボロボロになって撤退…。
かなりの被害があったでしょうし真実を知ったら間違いなくヘリックⅠを恨むことでしょう。

No title

 ヘリックⅠ世は中央大陸の平和&平等を目指したかったのだけれども中央山脈がある限り、それは見果てぬ夢で無念であると感じた。
 
 ガイロスは暗黒大陸に行って、ヘリックⅠ世の事実を知ってしまったのでしょう。後にゼネバスは大陸西側の辛さを痛感することになるし、ゼネバスがウルトラザウルスによって暗黒大陸に亡命するはめになったさいにも、大陸東側に対して自分が中央大陸にいたころと変わってねーじゃんという怒りを感じたのだと思う。
 
 ガイロスはヘリックⅠ世にハメられたことに対しても屈辱だったと思うし、中央大陸を実際に平等&平和的に統一させるには外部(暗黒大陸)が管理するしかないと考えたのではなかろうか。

 そうなると、デッド・ボーダーで攻め込んだとき、略奪目的以外の思惑があったのだと思う。その際、政治能力のあるヘリック2世その時の暗黒軍を見越して、国旗を改めたようにも感じました。

No title

>No Nameさん
この続きも早めに書きたいです。

西側の情勢を考えれば考える程、ゼネバス帝国が生まれるのは必然だったのかもしれませんね、、。

ガイロスは暗黒大陸に渡る時までヘリックの行為を知らなかったのかどうか…。これも気になります。
一応資料では、王は二人の子にだけ真実を告げたとありますが。
真実を知った暗黒大陸の民は怒ったでしょうねぇ・・・。
こちらからの視点で大陸間戦争を描いてみたいものです。

>No Nameさん
暗黒大陸の思惑については次回以降でど呑掘り下げていきたいですね。
その意図を単なる侵略者という以外の視点でも捉えてみたい所です。
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