マイナーゾイドの奮闘

学年誌を一冊ゲットしましたー!
小三90年7月号。キングゴジュラスの参戦直前くらいの時期。
バトストに掲載されていない時期のものです。

小三で90年7月号…。
年代からして、間違いなく私はリアルタイムで見ていたはずなんですが、この号の記憶が全く無い…。
なんでだろう。
敵側が活躍する話だったから、あまり記憶に残していなかったのかもしれない。

中身。


中身は先に書いた通り、暗黒側が活躍する話。
アイス・ブレーザーがガンブラスター部隊に襲い掛かる。
アイス・ブレーザーが主役のエピソードとか、あったんだ…。

ストーリーは、ガンブラスター部隊をドーベルマン型ゾイドが強襲する所から始まる。

「あわてるな、ジーク・ドーベルなら勝てる!」
しかしそれはジーク・ドーベルではなかった。
攻防走いずれもパワーアップしたアイス・ブレーザーだったのだ。

・・・ちょっと気になるところ。
ガンブラスター部隊がけちらされていますが、後方のこの部分。

遠景モデルのガンブラスターが居ますが、これは・・・何だろう。
ジャンクパーツから作ったものだろうか…?
ガンブラスターはゾイドガムとかゾイドラムネとかゾイドミニプラモチョコ版とかがあった筈なんですが、あえてそれらを使っていないのは面白く興味深いです。
形状がオリジナルと違う部分があるので、あえてバリエーションであると捉えても面白いと思います。

さて、
ガンブラスター部隊はオルディオス部隊に救援を求めた。
オルディオスは未知の敵に対し、地上戦を展開する。

オルディオスが突っ走り、アイス・ブレーザーに強烈な体当たりを仕掛けた。
しかし体当たりをヒラリとかわすアイス・ブレーザー。なんという機動力だ。

いやしかし、オルディオスの後方から見たことも無い共和国ゾイドが現れ、強烈な一撃を放った。


キングバロン。
共和国軍もまた、キングライガーを改良していたのだ。

予想外の敵の出現で傷つき、離脱を試みるアイス・ブレーザー。
オルディオスが翼を広げ空に舞った。猛スピードで追撃を始める。
「もう少しで追いつくぞ!」
しかしその時、オルディオスの眼前に巨大な黒い何かが出現した。
ギル・ベイダーに続く、第二の竜、ガン・ギャラドの登場だ…。


という感じで、新型ゾイド目白押し。なかなか見ごたえあります。

アイス・ブレーザーやキングバロンが戦っているというだけで貴重な資料だと思います。
また、オルディオスが地上戦をしている所もかなり貴重だと思います。
あと、最後の雷鳴轟く中に登場する第二の黒い竜ガン・ギャラドがどえらいカッコいい。


ちょっと色々考える。
個人的にちょっと疑問なのは、アイス・ブレーザーとキングバロンがライバルのように扱われている事だったりします。
たしか、キットの箱裏の活躍想像図も、両者の対決シーンだった。

疑問というのは、ジーク・ドーベルのライバルと言えばハウンドソルジャーだったからだ。
キングライガーは、どっちかというとガル・タイガーのライバルであった。
ジーク・ドーベルVSハウンドソルジャーや、ガル・タイガーVSキングライガーの戦いはよく見かける。
反面、ジーク・ドーベルVSキングライガーとかガル・タイガーVSハウンドソルジャーは見た事がない。

ジーク・ドーベルとハウンドソルジャーは、最高速度がそれぞれ350kmhと330km/hで、次世代高速ゾイドを印象付けた機体だ。
対し、ガル・タイガーとキングライガーはそれぞれ260km/hと280km/hで、従来機と比べてそこまで速いわけでもない。
彼らの場合、スピードではない部分で次世代機であった。
ガル・タイガーは「従来の高速ゾイドと同等の機動力を維持しつつ、荷電粒子砲という大火力を搭載した」機体であったし、キングライガーは「高性能のレーダーと高度な情報処理能力を持ち、指揮官機に相応しい装備を持つ高速機」であった。

スペックを見るとこのような住み分けが出来ていた事がうかがえて、なかなか興味深い。
こうして考えていると、何故、アイス・ブレーザーの対としてハウンドソルジャーを選ばなかったんだろうかと思う。
(あるいはキングバロンに対応しガル・タイガーをパワーアップさせる)

アイス・ブレーザーの設計思想はグレートサーベルに近いように思う。
攻撃力と機動力の向上を同時に果たした。
その最高速度はノーマルから40km/hもアップし、390km/hに達した。

キングバロンの設計思想は、シールドライガーMK-IIに近い。
とにかく装備を増やし攻撃力は増したものの、最高速度は10km/h低下し270km/hになった。

サーベルタイガーとシールドライガーなら、このような設計思想でも問題なかったと思う。
「サーベルタイガーはもともと機動力でシールドに劣っていたが、パワーアップで機動力が向上した事で追いついた」
「シールドライガーはもともと機動力でサーベルに勝っていたが、武器を積んだ事で優位性が薄らいだ」
サーベルは機動力が向上し、シールドは低下。結果的にかなり近しいスペックになる。
武装に関しても同程度の仕上がりであり、まさにライバルではないだろうか。

ただこの設計思想をジーク・ドーベルとキングライガーに適応してしまったら…、
「もともと機動力で上回っていたジーク・ドーベルは、ますます機動力が高くなる」
「もともと機動力で劣っていたキングバロンは、追加装備によってますます鈍重になる」
という事で、なんかこう戦わせにくいというか…ライバルでいいのか?という感じになっていると思う。
カタログスペックだけでどうこう言うのは無粋であるが、最高速度390km/hと270km/h。120km/hもの差があるのはさすがにしんどそうだ。

戦史的ではなく玩具的に考えると、人気のある機体がMK-IIになりやすい。
然るに、おそらくガル・タイガーよりはジーク・ドーベルが。ハウンドソルジャーよりはキングライガーが人気だったのだろう。
しかしアイス・ブレーザーとキングバロンがアンバランスな関係であるのは否定できない気がするなあ…。

こういう部分でも、メカ生体ゾイド末期のまずさが浮きぼられているように感じる。
あるいは、この辺のアンバランスな部分から共和国・暗黒の双方の必要としていたゾイドや戦略などを想像するのは楽しいとも思いますが。

しかしマイナーゾイドの活躍シーンが見つかったのは本当に喜ばしいことであります!
他の学年でも活躍しているのだろうか…。
学年誌発掘は今年もまだまだ続くのであります!
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コメント

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No title

このガンブラスター遠景モデルは頭部横の装甲や前足の形状からするとゴルヘックスを使ってますね。
流用の仕方が上手いなあ。目からウロコでした。

No title

そう言えばリバセンの短編でもガルタイガーGCとキングライガーの対決がありましたね。

しかし機動力にこれだけ差があるとアイスブレーザーとのライバル関係には確かに疑問符が付きそうな感じがします。

個人的にキングバロンはアイスブレーザーと戦う時は1対1の直接対決よりこのバトストの様に他の機体との連携で戦うほうが有用なんじゃ無いかと思ったりします。
(それこそハウンドソルジャーなどの機動力でアイスブレーザーに太刀打ちできる機体が切り込み役となっている間に自慢の武器で火力支援をするとか。)

ところでモチーフと言う点でもキングライガーとガルタイガー、ハウンドソルジャーとジークドーベルはいいライバル関係をしていると思う。
キングライガーとガルタイガーは「ライオン対トラ」と言う点でも従来機(シールドライガーとサーベルタイガー)の延長線上だし、ハウンドソルジャーとジークドーベルは品種は異なるけれど共に犬と言う新しいモチーフの高速ゾイドですし。

そういった意味ではハウンドソルジャーとジークドーベルは次世代高速ゾイドとして新しいモチーフも開拓して行こうとしてたんじゃないかと思います。

こう言っては何ですが、4足高速ゾイドが乱発された機獣新世紀でも、結局の所真新しいモチーフはチーター型のサイクスとジャガー型(?)のブレイブジャガーくらいで、大半はライオンとトラとオオカミの定番モチーフで占められていたことを考えると、メカ生体末期の4足高速ゾイドの方がまだモチーフの種類と言う点で勝っていたんじゃないかなあと思います。

No title

>すてのすさん
言われて気づきました。確かにゴルヘックスだ・・!
凄いですね。まさか・・・・でも確かにそうなるかも。
本当 見ていると色々面白い使い方をしていますね。

>ラウルさん
やはりスペックがあまりにも離れていると色々と考えづらいですね、、。
キングバロンがアイスブレーザーに一発撃ちこめたのは、オルディオスとの連携があってこそでしょうね。
先に最高速度で勝るオルディオスが突っ込み、ミスった保険の為にキングバロンが。

しかしアイスブレーザー側を見ると、オルディオスの突きを交わしただけでなく、その後のキングバロンの砲を受けても致命傷にはなっていない。
あれだけ大火力のキングバロンに撃たれたのに!
これはアイスブレーザーの超超高機動振りを示すものかもしれません。
(アイスメタル装甲でビームの威力が半減していたからというのもあるのかもしれませんが)

機獣新世紀のは、なんといってもライガーが多すぎで…。
他にも高速に適したものはあると思うんですが、なんだかなあという気がします。

でもメカ生体も機獣新世紀も何でもですが、偏るのは良くないですよねえ…。
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