射程距離を考える

ゾイドの華は格闘戦かなとは思う。
ただ一方、巨大な砲を持ち、その大火力でもって敵を制圧する砲戦型ゾイドも非常に力強く、同じくらい魅力的だと思う。


願わばもっと活躍してほしい。
そして最近は砲といえば荷電粒子砲に偏向しがちだ。
そうじゃなくて実弾砲をもっともっと魅力的に描いてほしいと願う。

さて、ゾイドの架空戦記を書いたり読んだりするのが好きだ。
その戦記を書くにあたって、非常に厄介なのが砲の取り扱いだと思っている。もっと具体的に言うと、各砲の射程距離の問題だ。
射程距離が一体どの位なのか。それによってだいぶ書く内容が変わってくる。

例えば、アウトレンジ戦法という戦術がある。
簡単に言うと、敵が20km先まで届く大砲を持っていて、こちらが30km先まで届く大砲を持っていたとする。
この場合、こちら側が30kmの距離から攻撃すれば、相手は反撃のしようが無い。
デメリットとしては、遠距離砲撃になるのでそれだけ命中率は落ち、無駄撃ちが多くなる。だが味方の被害が無いという意味では優れていよう。

実際の戦場では、この理論そのままに推移する事はまず無い。
相手は距離を詰めるだろう。詰められた分だけ下がれば良いといわれそうだが、下がれる限界というのもあるだろう。というか侵攻…、前に進みたくて攻撃しているのに下がりながら撃つとはこれいかに。
また、最大距離での砲撃というのは本当になかなか当たらない。それも併せて考える必要があるだろう。
砲弾というのは、一点を狙って弾を撃ち出しても、常に同じ所に落ちるわけではなく、どうしても微妙にズレてしまう。最大射程ならなおのこと誤差が大きい。
それこそ弾が尽きるまで撃って当たるかどうかという命中率になってしまうので、結局距離を詰めることになり、双方の弾が届く状況での撃ち合いになる。

それでも、長射程砲に意味が無いわけではない。
最大射程で撃っても、相手が動かない巨大な地上物、たとえば要塞などであればそこそこの命中率を発揮する。
また互いに弾が届く距離で撃ち合ったとしても、相手は限界射程で撃ちこちらは余裕ある距離で撃つとなれば、命中率は我が方が俄然有利となる。

こういう事を考えると、いかに射程距離の設定が欲しいかが分かると思う。
ゾイドは設定が適度に少ないことが逆に想像力をかきたてており素晴らしいと思う。しかし同時に、無いゆえの歯がゆさもある。
どっちが良いとはなかなか決めにくい、難しい点だろう。

という事で今回は射程距離を考えたい。
ただ今回はいつもより主観が強い事は先に書いておく。


さて長距離砲というと、ゾイドでは3大ゾイドが居ると思う。
アイアンコング、ウルトラザウルス、ゴジュラスMK-IIだ。
このうち、アイアンコングは射程距離がハッキリしている。
背中の巨大な二連装ミサイルは200kmの射程距離を誇る。右肩の6連発ミサイルは50kmだ。残念ながら左肩の小型ミサイルは不明だが…。

ウルトラザウルスの射程はどうだろう。
キャノン砲は正式名称「36cm高速キャノン砲」通称「ウルトラキャノン砲」だ。
このゾイドの射程距離に設定があるかどうか というのは微妙な問題だ。
というのも学年誌では射程距離が100kmとハッキリ書かれている。ただ、再編されたゾイドバトルストーリーの方では明記されなかったから、非常に迷う。
個人的には、100kmという距離は「正しい」と考えて良いと思っている。
その理由はゴジュラスMK-IIを踏まえつつ説明したい。

さてゴジュラスMK-II。
キャノン砲の名称は「長距離キャノン砲」だ。
口径の設定は不明だが、学年誌では「42cm砲」と書かれた事がある。
キットを見ても36cmウルトラキャノン砲より一回り太いので、42cm砲というのは決定版的な設定と思いつつ進めたい。
ゴジュラスMK-IIは対アイアンコング用に改造されたゴジュラスだ。そのコンセプトは「アイアンコングに先制攻撃を浴びせる」事とされている。
では200km以上なのだろうか?正直、それはかなりありえない距離だと思う。

一応、学年誌の方では、テスト時において「数十キロ先の目標に弾を撃つゴジュラス」という解説文が載った事がある。
ただ、これだけでは分かりづらい。数十キロなら20kmでも90kmでも当てはまってしまい、誤差が大きすぎ参考にならないのだ。

個人的に、ゴジュラスMKIIのキャノン砲の射程は60km程度とするのが妥当と思う。
これには一応の根拠がある。

まず、射程距離60kmでは、「アイアンコングに先制攻撃を浴びせる」と矛盾しているように思える。
ただ、これもまた学年誌の資料だが、対アイアンコング用改造ゴジュラスのうちの一つ「重防御タイプ」を見てみたい。
このタイプの解説、ゾイドバトルストーリーでは「コングの二種類のミサイルに耐える」とある。
学年誌の方では、この二種類のミサイルが「6連発ミサイルおよび左肩の小型ミサイル」とされている。
背中の大型連装ミサイルではないのだ。


何となくこの二種類のミサイルというのは初めてバトルストーリーの9バリエーションページを見ていた時から、背中のミサイルと6連発ミサイルの事だと思っていたので、学年誌を見た時はかなり衝撃的だった。
しかしよくよく考えるとそりゃあそうだとも思った。
さすがに、背中のミサイルはでかすぎる。そりゃあちょっとやそっと装甲を加えた所でどうしようもないだろう。
それに、背中のミサイルは2発しかない上に大きすぎて機動力に欠けそうに見える。
つまり弾数は少ないし避けるのも不可能ではない。
この巨大ミサイルに関してはよほどの事がない限り当たらないと踏んだのではないだろうか。
むしろ脅威はそれ以外。
弾数が多く命中率の高い・しかもちょっと頑張れば防げない事もないミサイルに対応した方が合理的と考えた方が合っている気がする。

射程距離60kmの砲でアイアンコングに先制攻撃を浴びせるというのは、同じ理由ではないだろうか。
すなわち6連発ミサイルの射程距離50kmよりも少し長い=先制攻撃できる。

先に、ゴジュラスの長距離キャノン砲は42cm砲であるとした。
地球の、旧日本海軍が運用した戦艦に「長門」がある。この艦の主砲は41cm砲だ。
ゴジュラスのキャノン砲に極めて近い。そして長門の主砲の最大射程距離は約38.5kmだ。
ここからもう少し考えよう。

長距離キャノン砲をよく見ると、後部に4基のノズルが付いている。おそらくこれは弾丸発射時の衝撃を吸収する装置だろう。
ゴジュラスの長距離キャノン砲は、無反動砲であると思う。
42cm砲なんていうドでかい大砲を撃つと、通常とんでもない発射衝撃がある。
ゴジュラスのキャノン砲は、基部が背部のロケットエンジンのエンジンナセルに直結してあり、それのみで支えている。
この点は子供の頃から疑問だった。
撃ったら衝撃でロケットエンジンが壊れないのか?大丈夫なのか?と。
今こうして考えると、大丈夫な理由が、「無反動砲だから」なのだろうと思う。

無反動砲は、弾丸発射時にその衝撃と同じだけの衝撃を反対側から撃ち出す。
作用反作用の働きによって衝撃が和らげられる(限りなくゼロに近くなる)というわけだ。
ただ良いことばかりではない。
構造上、反動軽減のために装薬が発生させるエネルギーを消耗するため、砲弾の運動エネルギーが低くなる。
初速を得るには発射薬を大量に充填しなくてはならないため、砲弾のサイズが同じなら通常の砲より弾速と射程が短くなってしまう。
さて、42cm無反動砲と仮定した場合、戦艦長門の主砲・41cm砲の最大射程距離38.5kmよりも、少し短くなりそうだ。

しかし、ゾイドの世界は地球が既に宇宙開拓をしているような時代だ。そこは加味する必要はあるだろう。
戦艦長門の主砲は確かに先に書いた通りの射程距離だが、同戦艦が居たのは1940年頃の世界なのだ。
「(相変わらず昔ながらの火薬砲ではあるが)少なからずテクノロジー進化の恩恵を受けて作られている」事を、バランス良く加味すれば、ゴジュラスの長距離キャノン砲…、42cm無反動砲の射程距離が60km程度と導いたのは、まあまあ妥当な線かなと思う。


さて、では最後にウルトラザウルスの補足。
先に射程100kmでいいのではないかと書いた。
まず、ゴジュラスの長距離キャノン砲よりは長いと思っている。
ウルトラザウルスは、その登場時に圧倒的な火力を謳われた。
「かつてない砲力」
就役時期は、ゴジュラスMK-IIとほぼ同時。プロトタイプまで含めるならゴジュラスMK-IIの方が一応先になる。
「巨大なキャノン砲を4門も搭載している」のは確かに凄い。凄いが、だがゴジュラスMK-IIが二機揃えば追いつかれるのでは少し圧倒感が少ない。
あれだけ騒がれたからには、性能で上回ると思いたい。

注目すべきは口径だろう。
ウルトラザウルスのウルトラキャノン砲は36cmでゴジュラスMK-IIの長距離キャノン砲は42cm。
単純に考えると弾丸の質量は長距離キャノン砲の方が大きい=破壊力も上となる。
が、それはありえないだろう。
これは理屈ではなくて心象的な意見であるが、圧倒的砲力こそが取り柄のウルトラザウルスの砲力を、たかだか強化改造した程度であっさりゴジュラスが上回ってしまってはいけないと思う。
射程距離も破壊力も、やはりウルトラキャノン砲の方が上だと思いたい。

様々な事を考えて、そもそもウルトラキャノン砲と長距離キャノン砲は構造からして違うのではないかと思った。
すなわちゴジュラスMK-IIの長距離キャノン砲は火薬砲であり、ウルトラキャノン砲は電磁誘導(ローレンツ力)により弾丸を加速して撃ち出す砲、すなわちレールガンではないかという事だ。
レールガンは構造上、発射には大電力が必要となるが、実現できたとすれば火薬砲よりもはるかに高い初速が期待できる。
初速というのは弾丸の飛ぶ速さと思って相違ない。
すなわち速いから小さい弾丸でもより破壊力が増すし、より飛距離も出る。
大電力を必要とするレールガンを4基も搭載できたのはウルトラザウルスの巨体あってこそと思えば、納得できるように思う。

という事でウルトラキャノン砲はレールガンであり破壊力は長距離キャノン砲より上。また射程距離も上だと思った。
また100kmなのは、あれだけ「圧倒的な砲力」と宣伝されたのだから、射程距離のケタ一つ増えたと思った方が凄味が増すからという事で、まあこれは完全に心情的な推測だ。
単にそう思う方がスッキリするというだけものもだ。

という事でゾイド界の長距離砲の砲力は、私的には以上のように推測してみた。
何の根拠もない部分も多いとは思うけども、とにかく妄想は楽しいという事が伝われば幸い。










実はひとつオチがあったりする。
長距離キャノン砲の「アイアンコングに先制攻撃を仕掛ける」を6連発ミサイルおよび小型ミサイルより射程が長いものとして解釈したが・・・、その根拠は、重防御タイプのゴジュラスの学年誌記事だった。

ただ、実はゴジュラスMK-IIプロトタイプも、学年誌で紹介されていたりする。
そしてその記事は…、

なんと、あっさりと「コングの巨大ミサイルよりさらに射程が長い」と書いてあったりする。

今回、非常に苦しいがこれは「誤記」と捉えた。
でないと、アイアンコングの射程は200kmでゴジュラスMK-IIはそれ以上。ウルトラザウルスは射程100km。
ウルトラだけが1/2以下の射程距離という事になってしまう。
これではウルトラがあまりにも可哀想というのと、長距離射撃にはウルトラザウルスが引っ張り出されることが多いので、やはりこのゾイドの射程は共和国最大と捉えたかったからだ。

今回は主観が強い考察であると書いたのは、このような通り。
まあ、それでもなかなか自分としては妄想していて楽しかったので、こういう矛盾ある結論が出たとしてもどんどん妄想したいと思った。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

No title

射程距離といえばウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーの1200mm砲や,妄想戦記のバスタートータスも射程は100キロほどと記載があった気がします

目指すは射程200キロ

 ゴルドスやウルトラザウルスやレッドホーンなど大口径砲装備のゾイドが大好きなので、今回の射程距離の話、大変面白かったです。
 確かに荷電粒子砲は衝撃的なインパクトがありますが、慣れると、ビームよりも実弾兵器が恋しくなりますよね(笑)。

 最新の「世界の艦船」788号で面白い記事があったので、少々。
 米ズムウォルト級駆逐艦の搭載予定の先進砲システムAGSのロケット推進長距離対地砲撃弾ならば、155ミリ砲で将来目標185キロという射程を獲得できるそうです。なので、ゴジュラスの200キロも失敗作のロケット推進弾と上書き妄想できるかも知れませんね(笑)。しかし、ハープーン対艦ミサイルの後継はその倍、トマホークの後継に至っては2000キロ超らしいので、技術力があればミサイルに敵わないようです(笑)。また、電磁レールガンは射程370キロを目標に開発中らしく、未来兵器だった電磁砲も実現する日が近いようです。いや~、現実兵器の方がSFみたいですね。

No title

機獣新世紀の方だとウルトラの砲は「360mmリニアキャノン」表記ですしね。とりあえず火薬砲とは考えなくてもよさそうですね。

ゴジュラスも電磁砲では?

ゴジュラスも電磁砲なのではないでしょうか?

というのはゴジュラスキャノンの弾倉部分の大きさ
を見ると42cm砲の弾頭程度の大きさしかないからです。
とてもじゃないが薬きょう部分を納めるスペースがない。

また、ゴジュラスキャノンは口径に比して砲身が太いため、
砲身内部にコイルが仕込まれていると想像できます。

一方、ウルトラキャノン砲はゴジュラスキャノンに比べて
電磁砲に供給する電力が(体格を反映したゾイドコアの
大きさの差ゆえに)非常に大きいため、砲身がゴジュラス
キャノンよりコンパクトかつ高威力にできるのではないで
しょうか。

あと、余談になりますが、カノントータスの突撃砲も地球
の火薬砲とは大きく異なる太い砲身の形状から、電磁砲
なのではないかと想像しているのですがいかがでしょうか?
カノントータスはゾイドコアの電力がゴジュラス等に比べ
かなり小さく、少ない電力で弾頭を加速する磁力を得るた
めにコイルの巻き数が多くなり、結果ゴジュラスキャノン
よりもさらに太い砲身になっていると想像しています。

No title

こんばんは。
いつも楽しみに見させています。
コラムのリクエストでゾイドの海外展開での復活は出来るのかについてと、
ゾイドがトランスフォーマーやGIジョーと
コラボレーションは可能なのかについてと、
ゾイドのアメコミの「スパイダーマンアンドゾイド」についてお願いします。

No title

>3aさん
デストロイヤーは100kmで撃ってましたね。
でも正直に言うと機獣新世紀ゾイドは具体的な数字を出す割には矛盾が多いので結構困ってしまいます。。

>Admiral Hausさん
荷電粒子砲を持つゾイドが多すぎてデスザウラーの強力さが薄まっているように思います。
やはり絶対的な武器であってほしいです。
あいつもこいつも荷電粒子砲では。
他の強力な武器を出すならたとえば重力砲であるとか考えてほしいです。
そしてこういう超兵器を引き立たせるのが実弾砲だと思います。

推進弾は実はけっこう考えたんですね。
ただメカ生体ゾイドの全体的な描写から言って無いとした方がそれらしいだろうと思って、あえて無いものと考えて書きました。

現実世界はメカ生体ゾイドが始まった83年には思いもよらなかったものが次々生まれていますね。
またそのせいで形状が大きく変わってきていたりします。
ステルスとか無人機とか。
それらは正直、なんというかそれはそれでカッコいいけど違うなーと思うものが多いのも確か。
今後、そういった新テクノロジーが常識化していく中で、ゾイドはじめフィクションメカがどういった追従をするかは要注目だと思います。

>らえらぷすさん
例えばカノントータスはメカ生体では突撃砲、機獣新世紀では荷電粒子砲。
このようなことを考えて機獣新世紀以降は形状が同じでも全く違うものである可能性もあると考え、考慮から外して考えました。
とはいえ、機獣新世紀ゾイドでリニアキャノンと記載されていることが今回ウルトラの砲を推測するきっかけになったのも確かでした。

>T.Nさん
弾倉の問題は実際考えました・・・が、考えた末にそういうもんだろう程度に考えて書きました。正直。
まあ主観が多いと書いた理由の一つですね、、。
確かにあの弾倉が小さいっていうのは前々から疑問でした。

ただゴジュラスのキャノン砲って、それ以上の疑問も多くあるんです。
実は今回、「学年誌で42cm砲と書かれた」と書いていますが、実は
「45口径42㎝砲」
って書いてあるものもあるんですね。
キットを実測すると45口径も無いんです。全然ないんです。20口径くらいしかない。
という事は計測が地球基準ではないのか・・・?
とか考えていると色々わけがわからなくなるので・・・という感じで。

ゴジュラスのキャノン砲がレールガンでないと導いた理由は一応いくつかあります。
まず当方ではゴジュラスでは電力供給が不可能と考えました。
その理由は「連射が可能」と書かれている所です。
単発ならともかく瞬時に電力を再チャージして何発も撃ち続ける底力がゴジュラスにあるのかという所です。
また、仮にそれがあったとして進めます。
あったとしても、さすがにゴジュラス自身のパワーもだいぶ減るのは確実。
そして重要なのがこの時代の戦術。
結局のところ、撃った後に接近して最後は格闘戦に持ち込むっていうのが戦い方になっていると思います。
であるなら、撃って疲弊して接近し格闘戦をする というのは考えにくい気がします。
というような所から電力をほぼ必要としない火薬式の砲であると思いました。

カノントータスの砲はドイツ軍のシュツルムティーガーのようなものだと思っています。

しかし実に興味深い説でした。
いただいた意見により色々と妄想できそうです。ありがとうございます!

>ibonnkoさん
ありがとうございます。
そしてリクありがとうございます。
しかし海外情報にさほど詳しくない事と、同様にトランスフォーマーやGIジョーの知識に乏しいので半端なコラムになってしまいそうですね・・・。
将来的な課題にしたいとは思いますが、すぐには厳しいと思います。
申し訳ありません。

No title

弾の射程はロケット弾とかラムジェット砲弾とかいろいろ理由はつけられそうですけど、むしろ問題は射程ではなく、「地平線の向こうにいる敵をどうやって当てるか」ですねー。

いくらレーダー射撃といえど、「有効射程は50キロ先まであります」とかはちょっとありえないですしね。
そういう意味では、ゴジュラスMk-2とかはスタンドアローンの機動射撃兵器ではないのかもしれないですね。
他の直協機によって射撃データをもらいながら射撃する、みたいな。
実際ウルトラ・ザ・デストロイヤーはそのように運用されてますしね。

No title

ふと思ったのですが、この長距離砲タイプは完成したMk-2よりもずっと長距離砲撃に特化した改造を施した機体なんじゃないかなあと思う。
単機か観測機を随伴してかは別として、コングの背中のミサイルに対抗してとにかく同等以上の距離からの砲撃で先制攻撃することに主眼を置いた改造機がこの長距離砲タイプで、完成したMk-2は他の改造機のコンセプトと統合したり、実装する武器などとのバランスをとる関係で調整が入れられた結果数十キロくらいで落ち着くことになったという感じで。
あと、砲自体はゴジュラスにせよ後のウルトラにせよコングの背中のミサイル以上の距離からの砲撃自体は可能でも、機体の火器管制能力上有効射程距離はそれよりも短めになったのかなぁとか。

あと、PSゾイドだと長距離武器の射程はゴジュラスもコングもウルトラも大体同じでしたね。(ゲームバランスゆえ?)

ところで、砲の口径の話で「機動警察パトレイバー」というロボットアニメの短編映画である「ミニパト」のとある話の一節を思い出しました。
その話は主人公たちが乗るロボットが使う全高10メートルサイズのロボット用のハンドガンに関する話で、その最初の方の銃の口径が設定に比べて作中のサイズの方がデカイという一節でした。
(実際シリーズ最初期のOVAでは20ミリと呼ばれてたのがTVシリーズだと37ミリに変わっていて、その短編映画の中じゃ更にその倍くらいはあるんじゃないかと言われてました。)

No title

>DDAさん
レーダーはなかなか考察するうえで悩みどころです。
鹵獲されたウルトラがレーダーを破壊されたことで遠距離射撃をあきらめるシーンがあったり。

50kmは、ある程度の海抜に居たら何とかならない距離でもないのかな?とは思います。
ここではウルトラの射程距離を100kmとしていて、さすがにそれは厳しそうですが…。

直協機といえば、共和国側はペガサロスやグライドラーが居るので充実していそうな気がします。
思えば、この事こそ帝国がミサイルであり共和国が大砲なことの理由なのかも と思ったりしました。

>ラウルさん
特化型というか、一点集中型で超長距離砲の可能性はありますね。
この記事を誤記ではなく本当と考えたうえでの考察も面白そうです。
「しかし超長距離砲は運用上様々な問題があり、量産型では射程距離がやや短いものに改められた」的な。

注目すべきは背中に巨大ミサイルを背負ったタイプです。
これ、巨大ミサイルだから、たぶん射程距離はコングと同等以上だと思います。
これを押しのけてキャノン砲タイプが採用されているのだから・・・、プロトタイプは射程距離がもっともっと長かった説もあながち間違いではなさそうだとおもいました。

ミサイルは砲弾よりも高価で、しかも国力で劣る帝国は資金も節約したいだろうし。
射程200kmでも、それよりも短い距離…、一撃必中が狙える距離まで詰めてから放つというのはありそうです。
(昔は、それゆえにキャノン砲の方が実質上の射程が長くなるのだ説を唱えていました)

実はゾイドの漫画で、いちど「ゴジュラスもウルトラザウルスも同じキャノン砲だ」という発言があったりします。
その辺から、実はMK-IIにも色んなタイプが居ると思っても面白いです。

ゴジュラスとカノントータスの運用

管理人様

レスありがとうございます。

>ただゴジュラスのキャノン砲って、それ以上の疑問も多くあるんです。 実は今回、「学年誌で42cm砲と書かれた」と書いていますが、実は 「45口径42㎝砲」 って書いてあるものもあるんですね。
キットを実測すると45口径も無いんです。全然ないんです。20口径くらいしかない。


ゾイドは現物を実測して得た大きさの値と設定上の全長とかの大きさが全く一致しないことが多いので、自分の好みと偏見で取捨選択するよりないと思います。私の場合はゴジュラスキャノンの口径42cmというのは現物の実測値からおかしくはあるまい、「45口径」はまあ誤表記だろうと勝手に解釈しています。他の人なら「45口径」の部分を正しいとして、口径の部分をもっと小さいと解釈するかもしれません。もっと創造性に富む人なら「実際に機能する機械としてゾイドの形状を考えるとゴジュラスキャノンはどのような形状と仕様になるか」と考えて機械設計を行い、3DCGなりアニメを作るかもしれません。ゾイドは(会社の意図をもはや大きく外れて)そういった二次創作を行う余地が非常に大きいコンテンツとなっていると思います。ゾイドに新しい動きがあるとしたら、それはファンによる独自の考証と二次創作の分野からではないか?と思っています。


>ゴジュラスのキャノン砲がレールガンでないと導いた理由は一応いくつかあります。
まず当方ではゴジュラスでは電力供給が不可能と考えました。


「ゴジュラスの動力はどのような構造になっているのか」という話になると思いますが、個人的な想像ではゾイドは動力としてゾイドコア以外にもバッテリーやコンデンサーも使用していると考えています。つまり、

・ゾイドコアから増幅回路(地球で言うアンプ)を経てモーターへ電力が供給される。
・ゾイドコアの余剰電力をバッテリーに蓄積し、戦闘時に(ゾイドコアからの電力にプラスする形で)モーターに供給する。

という二本立ての構造になっているということです。例えばゴジュラスMK-2限定型の場合、ゴジュラスキャノンと重さのつりあいを取るために尾の内部にバッテリーを増設し、背部に「エネルギータンク」と称する巨大なバッテリーを装備しているため、瞬間的な動作速度やパワーでノーマルタイプを大きく上回っているのだろうと個人的に想像しています。量産型の場合も尾部のバッテリー増量は限定型と変わらないはずなので、電力的にはゴジュラスの戦闘行動に支障は出ないのではないでしょうか?(ついでにいうと、量産型がノーマルタイプと外形が同じにもかかわらず巨大なキャノン砲を増設されているところを見ると、ゾイドコア自体の出力も強化されているのでは、と思えます。)


>そして重要なのがこの時代の戦術。 結局のところ、撃った後に接近して最後は格闘戦に持ち込むっていうのが戦い方になっていると思います。 であるなら、撃って疲弊して接近し格闘戦をする というのは考えにくい気がします。


学年誌の描写ではゴジュラスは毎回敵と接近戦をやる(そしてやられる)という感じになっていますが、うって変わって単行本のゾイドバトルストーリーの方を見ると、ゴジュラスは近接戦闘部隊ではなく砲兵として運用されているように個人的には読めます。例えば次のような描写が挙げられます。

・第3巻 P.39の「MK-2部隊の攻撃パターン」の記述。次のように書かれている。
  『まず長距離砲装備のゴジュラスが後方から敵陣を砲撃で叩く。続いて、主力部隊のディバイソンが敵に立ち直る暇を与えず正面から突撃をかける。生き残った敵兵がディバイソンと必死で戦っているすきに、シールドライガー部隊が機動力を生かして敵の側面に廻り、横からの攻撃で敵を総崩れにさせる。(中略)救援に駆けつける敵の増援部隊はゴジュラスの長距離砲で接近を阻止する。』

・第4巻 P.46の本文の記述。『ゴジュラスMK-2が進軍する帝国軍に砲弾を浴びせ、ディバイソンが突撃を繰り返した』と書かれている。

2つの描写を見る限りでは、少なくともゴジュラスMK-2量産型が大規模に実戦参加するようになってからは、近接戦闘はもっぱらディバイソンやシールドライガー(そしてたぶんカノントータス以外の中小ゾイド)が受け持ち、ゴジュラス自身は地球の砲兵部隊と同じ運用をなされていたように想像できます。

では、なぜ元々近接戦闘用ゾイドであったゴジュラスが砲兵として運用されるようになったのか、という疑問が出てきますが、それについては「カノントータス主体で構成される砲兵部隊を敵の高速ゾイド、特にサーベルタイガーの襲撃から守るため」ではないかと思われます。つまり、敵の高速ゾイドの脅威が非常に大きいため、砲兵自身が自分で自分の身を守れる戦闘力を要求されたからではないか、と想像しています。

ゾイド星における砲兵部隊の発達は個人的によく想像する事柄なのですが、共和国軍に配備されているゾイドの種類を見る限り、実は(グランドカタストロフ以前の)共和国軍はゾイド星の中でも最も火力戦志向の強い軍隊だったのではないか、と考えています。それについてくわしくはまたの機会にできれば、とおもいます。長々と長文失礼しました。

No title

ゾイドの現物と設定の差は色々ありますね。
物によって誤記、あるいはゾイド星の基準だとこういう法則で・・・とか考えています。

その辺で、個人個人が自由な妄想を広げていって、その意見を入り胴に会したらすごく面白いことになりそうです。


ゾイドコア自体の出力も強化という部分。
学年誌の方で、いちどスーパーゴジュラスというのが出てきた事があります。
こいつはノーマルと同じ外観だがパワーアップしているという設定でした。
然るに、強靭な野生体を使用したあるいはコアからのエネルギー変換効率が上がった事が考えられます。
内部機構を考えると色々面白いですよね。
そういう視点で見ると、確かにレールガンというのもあながちありえない話ではない気がしてきます。

ゴジュラスMK-IIの運用法はなるほどと思いました。
確かに、MK-II部隊のページの文章などだと完全な砲撃特化な運用でしたもんね。
自分ももうちょっと深く考えて、これはまた別のコラムとして書きたいと思います。
また色々なお話や説を書いて頂けると嬉しいです!
プロフィール

三式

Author:三式
>HP(本家)はこちら
>掲示板

コメントはお気軽に!
コメントは
 @初めましての方も大歓迎
 @関係ない話題でもOK
 @但し宣伝のみ等はNG
 @名乗って頂けると嬉しい
という感じでお願いします。

リンク
カレンダー
08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
新着記事
最新コメント